<犬>飼い方〜基礎知識〜

●はじめの一歩 〜もう一度確認しよう

◻︎生物はなにが起こるかわかりません。およそ20年、覚悟はありますか?

◻︎犬種の在籍グループはなんですか?またどんな特徴がありますか?

◻︎特徴に合った環境・道具は整っていますか?

→必要なお散歩時間や遊ぶ時間はどれくらいですか?

 トリミングは必要ですか?

→どのようなしつけが必要ですか?

◻︎万が一病気になった時の費用は大丈夫ですか?

◻︎旅行などの長期不在の時はどうしますか?

◻︎万が一、ご自分の病気などで飼えなくなった時に親族などあてがありますか?


●迎える前に用意するもの

◇クレート(キャリー)

 

成犬のサイズに合わせたもの。

(フセをしたときに体がまっすぐに入るぴったりくらいのサイズのものが理想)

 

◉犬は狭くて暗い場所が落ち着きます。

◉災害時の同行避難では、同行先ではクレートが必須です。

◇トイレシート(トイレトレー)

 

サイズは、レギュラー・ワイド・スーパーワイドがあります。その子の大きさに合わせ、全身余裕持って入るサイズをを選びます。

 

◉トイレ位置は、人通りや犬通りが少なく、壁により囲まれた場所が理想です。

※多頭飼いでは、広めにトイレスペースを確保します。

◇ごはん

 

まずはその子が食べ慣れてるものと同じもの(当店ではSELECT BALANCE)を用意し、変える場合は徐々に混ぜてください。

急に変えるとお腹がびっくりして下痢してしまったりします。

 

フードパッケージの目安表にこだわらず、その子に合わせて量を調節しましょう。 

 

仔犬は多少多くてもそうそう太りません。

下痢をしちゃうようなら食べすぎですが、うんちが硬めならば心配ありません。

 

⚠️おやつはおとなになってから

※おやつは栄養面的には必要ありません。毎日あげすぎるとおやつが欲しいために体に大切なごはんを食べなくなりますので、あげる量に注意しましょう。

 

※表記に注意。

『総合栄養食』はそれだけで生きていける栄養素がしっかり入ってる。

『一般食』『副食』はそれだけでは栄養素が満たされません。

 

※食べてはいけないものや体重管理について

飼い主のためのペットフードガイドライン

 

 

◇水

水道水、または浄水器のお水を用意します。

※人用のミネラルウォーターはあげてはいけません。

器でも給水器でも大丈夫です。

器はひっくり返さないところに、
給水器はその子の口の高さに設置します。

犬の必須水分量は、1日の必須カロリーの単位をそのままmlに変えた量だと言われています。
(例)1日の必須カロリー150kcal(キロカロリー)の場合、150mlの水分が1日に必要ということ。

※犬は水をガブガブ飲みがちです。冷たい水や、飲み過ぎでお腹壊すこともあるので注意しましょう。

●いざ迎えたら

◻︎まずはケージ部屋に慣れさせると同時にトイレを覚えてもらいましょう。(成犬はクレートで可)

◻︎フリーにさせるときはむやみに触ろうとせず、床に座るなどしてじっとしてください。寝転んでもいいです。呼んでみたりなどで犬から近づいてきたら、ゆっくり下から手を出して胸のあたりを撫でてあげたりしましょう。

◻︎水を切らさないようにしましょう。

◻︎仔犬は好奇心旺盛で冒険を好みます。床に口に入れたら危ないものは置かず、また仔犬の背より高いところには乗せないようにしましょう。

◻︎生活環境が変わったことにより、緊張で体に不調が出ることもあります。(下痢など)数日は様子を見てください。あまりにもぐったりしているようなら病院へお願いします。

◻︎犬との接し方、しつけ方等、犬種や個体によって違います。随時確認してください。

●必要に応じて用意するもの

◇ケージ

 

お仕事などでおうちに長時間(およそ4時間以上)人がいない場合などに用意します。

いろんなタイプのケージがあるので、その子に合ったサイズのものを選んでください。

 

ケージかクレートは必ず用意し、"落ち着く自分の部屋"を作ってあげてください。

 

◉なるべく暗い環境を用意してあげます。

広めのケージなら、クレートを中に入れたり、ドーム型ベッドなども入れます。

 

◇カラー(首輪)、リード

 

ワクチンや狂犬病予防接種が済みましたらいざお散歩へ♪

カラー(首輪)やハーネス、抜けないようにしっかり締めてください。

カラーは、頭から抜けないように頭蓋骨より小さく、

ハーネスは、足が抜けないようにサイズぴったりのもの。

 

◉お散歩前に必ず強度をチェックしてください。ロープが切れたり、金具部分が壊れたりなどでの迷子や死亡事故が多いそうです。

 

※狂犬病予防接種と犬の登録は法律で決められています。

予防接種をしたら病院から鑑札が出ますので、それを持って各役所へ届け出てください。

 

※ノーリードは(自由に歩かせること)は違法です。

咬傷事故が起こった際の責任は全て飼い主にあります。

どんなに相手が悪くても、噛んだ方に責任があります。

 

◉夏はフィラリアやダニノミ予防薬を推奨します。詳しくはかかりつけの獣医さんにご相談ください。

 

 

◇犬用おもちゃ

 

ボール、綱、フリスビーなどさまざまなものがあります。

・一人遊び用

・飼い主と一緒に遊ぶ用

それぞれ種類多く用意しておくと犬が飽きません。

 

犬種特性や個性によって好きなおもちゃは様々なので、いろいろ試してみてください。

一緒に遊んでたくさんコミュニケーションを取りましょう♪

 

パピーはいろんなものを噛みます。

噛むおもちゃを与え、絶対噛んではいけないものは最初から置かないか、ダメと伝えましょう。

 

※乳歯がしっかり生え変わるまで、ひっぱりっこは✖️

※ボール等はうっかりしても飲み込めないサイズを選びます。

※人への甘噛みは、何もしないと犬も大丈夫なんだと思ってどんどん噛む強さが強くなります。

痛かったり、嫌だったらしっかり「痛い!」「やめて!」と伝えましょう。

 

歯ブラシ

 

小さめで硬めの歯ブラシが理想です。

 

人同様、歯周ポケットも磨きます。

 

犬でも、ごはんの種類によっては歯垢がつき、歯が抜ける原因となります。

抜けてしまうと食欲が落ち、寿命を早める一因となりますので、こまめに歯をチェックしてあげましょう。

 

◇お手入れ道具

・ブラシ(スリッカー)

・爪切り

・コーム

 

被毛タイプに合わせたものを用意できると理想ですが、自分の使いやすさも大事です。

 

値段ではなく、ちゃんとしたものを選びましょう。

特に爪切りはやり方を気をつけないと爪切り嫌いな子になる原因になります。

わからない場合はトリマーさんに相談してみてください。

 

◉全身くまなくブラッシングし、肌の健康チェックもしましょう。

 

⚠️爪切りは小型犬は必須です。爪は伸び続けるので、ほっとくと肉球に刺さります。

中型以上の子は、散歩することで自然とつめが削れることが多いですが、親指にもつめがある場合(狼爪)は爪切り必須です。